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長過ぎるブランクにはご用心!

社員が取得できる休暇の中には、長期に及ぶものも含まれる。
例えば、育児休暇は、一年以上取得することも可能だ。
その他にも、親を介護するときに使える介護休業も、最長で93日まで取得できることになっている。
リフレッシュ休暇などに比べると、圧倒的にその期間が長くなっているとが特徴だ。

長期休暇を取ることは労働者の権利の一つでもあるので問題はないのだが、長期休暇を取得する場合は、気をつけておかなければならないこともある。
それは、あまりにも休暇期間が長くなると、仕事の仕方を忘れてしまうということだ。
一年以上もブランクがあると、まるで自分が新入社員になったかのような錯覚に陥ることがある。
実際、一年以上の長期ブランクがあると、復帰後すぐに第一線で活躍することが難しくなる。
取り組んでいる仕事がそもそも新しいものになっていて、まず何をしているのかから調べなければならないことも多いだろう。

また、作業のやり方も変わっている可能性が高い。
更に、同僚の顔ぶれまで変わっているケースもあるかもしれない。
今の時代、一年も経ってしまうと職場のメンバーが半数以上変わってしまっていることは珍しくない。
移り変わりの激しいIT業界やライフスタイルが変化しやすい女性が多い業界なら特に顕著だろう。

このように、長期的に仕事を休んでいると、すべてを一から構築して行かなければならないことがある。
そのため、休暇を取ってもスムーズに職場に復帰したいのなら、できるだけその期間は短めに設定しておいたほうが苦労は少なくて済むだろう。